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おひとりさまにおすすめ!カメの飼育方法

のんびりとした動きに癒やされるカメ

カメは公園の池や縁日などで見かけることのある、なじみの深い生物です。
子供の手のひらほどの小さなものから、大人が乗ることができるほどの巨大なものまで、様々な品種がいることもよく知られています。

どんな大きさや種類であってもカメはのんびりとした動作と硬い甲羅を持っているところが特徴で、つぶらな目元は他の爬虫類とは違った癒やし効果が人気です。

ちなみに世界中に存在しているカメの品種は、現在までのところ約300種類がいることがわかっており、少なくとも2億1000万年前から現在とほぼ同じ体質をして生きてきたとされています。

カメの生息域は非常に広く、海の中や沼、池、湖などの淡水の中、さらに川に住むものまでと様々です。

一般的に海で生活するカメと陸で生活するカメとで生態が大きく分かれています。

海洋で生活するものを「ウミガメ科」、淡水の水辺で生息するものを「ヨコクビガメ科」「スッポン科」「カミツキガメ科」「ヌマガメ科」「イシガメ科」、陸地で生息するものを「リクガメ科」などと分類します。

一般的にペット用として飼育されているのは「ヌマガメ科」に分類されているものと「リクガメ科」の一部です。

ペット用のカメは人工的に繁殖されたものが中心となっており、品種や甲羅の形状により取扱いが分かれています。

水生・半水生とリクガメとで環境は異なる

カメを飼育する時には、まずそのカメがどんな種類であるかを理解しておく必要があります。

ヌマガメなどの淡水で生息するカメの場合、飼育をする時には水槽の内部を半分ほど水で満たしておき、ところどころに足場となる岩や流木などを入れておきます。

一方のリクガメは水槽もしくはゲージの内部に床材を敷き詰めておき、隠れ家になるような小屋状の置物をつけます。

カメは自分の身を隠すことができる場所があると安心しますので、寝床用に隠れ家は必ず用意してあげるようにしましょう。

カメを飼育する時に忘れてはいけないのが紫外線ライトです。
これは、カメは自分の甲羅を日光にあてて殺菌する「甲羅干し」をするからです。

屋外に水槽をそのまま持って行く人もいますが、カラスにカメが食べられてしまう危険があるので、あまりおすすめできません。

紫外線ライトを設置し、一日数十分程度でよいので照射をしてあげるようにしてください。

またカメは爬虫類なので寒さに弱いという特徴があります。
水槽内にヒーターを設置しておき、だいたい28~30度くらいの室温が保たれるようにしてあげましょう。

ヒーターがむき出しになっているとカメが火傷をしてしまうことがあるので、直接触れないようカバーをかけることを忘れずに。