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おひとりさまになる前に考えて欲しいこと

早くから自分の人生を限定しないこと

広義で言えば「おひとりさま」というのは独身・既婚・恋人ありに関わらず、一人で行動することができる人全般を指しています。
ですが流行語大賞にノミネートされるなど世間的に認知されるようになったことで、それよりも狭い意味で使用されることが多くなってしまいました。

現在一般的な世間の認識である「おひとりさま」は、「結婚しておらず、これからも結婚の予定がなく過ごしている人」や「かつては結婚をしていたが離婚をしてひとりで生活せざるを得なくなった人」のうち特に女性のことを指しているようです。

かつては社会的圧力のために適齢期が来たら必ず結婚するものとなっていた時代は既に過去のものとなり、自分で結婚する・しない、子供を産む・産まないということを選べるようになりました。

特に現在は将来の先行きが見えず、経済的な問題もあることからあえて結婚しないというライフスタイルを早くに決めている人も少なからず見られます。

早いうちから「おひとりさま」で生活をしていくことを決めることはよいのですが、それを十分に楽しむことができるのは20代~30代前半くらいの若い時期であり、30代後半からアラフォー、アラフィフになっていくにつれ自分の中だけでは払拭できないプレッシャーが生じてくることになります。

大事なのは自分で自分の人生を早いうちから決めつけをしてしまうのではなく、もっと柔軟に人生の中での出会いや楽しみを素直に受け取るようにするということです。

「おひとりさま」を呪縛にしないためには

元来「おひとりさま」とは、それまで社会的な常識に縛られていた気持ちを自分らしく生きられるように開放するためのものです。
しかし場合によっては逆に一人でいるということ自体が目的化してしまい、一人の生活をしなければいけないという呪縛になってしまっていることもあります。

もし若い時期に一人でいることが気楽で楽しく感じられたとしても、それが年齢を重ねてから同じように楽しいと感じられるかどうかはわかりません。

40代くらいになって周囲の友人たちが結婚して子供と一緒の生活をしているところを見て、「やっぱりあのときああしておけばよかった」と後悔をすることだってあるでしょう。

または一度は結婚をしてみたものの、そこで相手との生活が思っていたよりも楽しくなかったということを理由に別れて「おひとりさま」になることを選択したとき、別れてからやっぱり結婚しておけばよかったと思うかもしれません。

極端なことを言えばどこでどんな選択をしても結局どこかの時点では後悔するのです。
自分で自分のことを決めることができる「おひとりさま」を選ぶなら、その時々の自分の幸せにも素直でいたいものです。