利口で可愛いセキセイインコとの生活
一人暮らしでのペットには、基本的にケージ内で生活をする鳥類はおすすめです。
中でも小型で頭が良いインコやオウムはペット用にとても人気があります。
インコとオウムの違いは頭部に動かすことができる冠羽があるかどうかで、ついているものがオウム科、ついていないものがインコ科と呼ばれています。
セキセイインコが人気が高い理由は、まずその種類の豊富さにあります。
同じ品種の中にも様々な色や体つきのものがおり、その個性的な要望に惹かれて何度もインコを飼うという人もいるほどです。
また体のサイズが小さめであるということも室内で飼育をするときに便利で、あまり広くない住宅環境でも十分にペットにとって居心地のよい空間を作ることができます。
セキセイインコは、飼い主が親しく接触をしていくことで自分の名前を覚えたり、人に対してなついたり、時にいたずらをしてきたりと大変利口な鳥です。
ただしいくらなついているとはいえやはり鳥ですので、うっかり窓を空けたままで放し飼いにしてしまうと、そのまま飛んでいって戻ってこなくなってしまいます。
一度屋外に逃げ出した鳥類が自発的に飼い主の元に戻ってくるということは極めて希なことなので、絶対に逃がさないように細心の注意を払いましょう。
豊富なセキセイインコの色と模様
セキセイインコは、その羽根の色の美しさから「宝石」と例えられることもある鳥です。
一般的なセキセイインコは黄色をベースにした羽毛にお腹部分がやや緑がかっており、後頭部から背中と羽にかけて黒いまだら模様がついています。
セキセイインコの中でもやや体格が大きなものは「ジャンボセキセイ」と言われ、こちらは基本的な色味は同じですが、サイズの差で取扱いが分かれます。
色の異なる種類としては「ブルー」や「バイオレット」という青みがかかった色の羽をしているものがあります。
こちらは美しい色の水色~青色のはねを持ち、頭頂部のみやや白くなっているというのが特徴です。
羽を縁取るように黒い模様がついているのも特徴で、見ていて美しい人気の品種です。
他には「ハルクインイエロー」という緑色の色素がない黄色一色に黒い模様が入ったタイプや、「パステルカラーレインボー」という青色と黄色がキレイなグラデーションになっているタイプもいます。
飼育をするためにはケージを一つ大きめに用意し、中に餌入れや水入れ、青菜入れ、巣箱などを入れていきます。
また忘れてはいけないのが止まり木と巣箱で、ケージの中でインコが止まって休めるように、2~3本を並行にケージにつけておくようにします。
餌や水は食べ残しがあっても毎日きちんと替えるようにし、糞は臭いが強いのでこまめに清掃していきましょう。