誰かのためのお菓子作りじゃつまらない!
誰しも中高生くらいの時の同級生の中には、1人~2人くらいお菓子作りを趣味にしていた女子生徒がいたのではないかと思います。
手作りクッキーを作って好きな男子や仲良しの女の子グループに配ったり、バレンタインやハロウィンには自分で作ったものをプレゼントにしていたのではないでしょうか。
もともと実家で生活をしていたときからお菓子作りが好きでよく趣味でやっていたという人ならそれはそれで全然構いません。
しかし逆に学生時代は別のことに興味がありお菓子作りなんてまったく考えたこともなかったという人にとっては、お菓子作り=かわいい女の子が誰かのためにやるもの、というイメージが強くあることと思います。
お菓子作りを好んで行う人というのはたいてい「美味しいものを自分のまわりの人に配って笑顔になるのを見たい」といった優しい気持ちを持っているものですが、そうした誰かのためのお菓子づくりというのはちょっともったいないような気がします。
お菓子づくりというのは毎日の食事を作る自炊とは異なり、無理に行う必要のない趣味的要素の強いものです。
それだけに休日の趣味やスキルの一つを身につけるために始めてみるには非常に適したものであり、自分の好きなものを好きなように作れるという楽しみがあります。
論理的思考が得意な人の方が向いています
お菓子作りは世間的なイメージでは可愛らしい女の子がするものという感じがしますが、実際は全く逆で論理的思考ができる人にこそ向いています。
というのも目分量や直感で行ってもなんとなくうまくできてしまう料理と違い、お菓子作りではかなりタイトな分量調整や時間の管理が必要になってくるからです。
定められた量を時間内に加工して手順どおりに作り上げていくという精密な作業は、女性的というよりも男性的な感性が必要であると言えます。
それだけに家族が多く何かと他のことに気が散ってしまいがちな環境よりも、一人で没頭できる環境の方がお菓子作りには適していると言ってもいいくらいです。
自分でお菓子作りをする最大のメリットは、加工する過程において配合されるものを自分で調整することができるということです。
市販されているお菓子の多くは想像以上にたっぷりの砂糖やバターなど油脂分が含まれており、知らずにそうしたものを摂取してしまっています。
最近ではYoutubeなどで個人が化学調味料を使用しないナチュラルスイーツのレシピを提供してくれているので、そうしたものが非常に参考になります。
いつもお店で食べているケーキやパンケーキに対し「生クリームはいらないな」「もっと果物がたくさんあればいいのに」といったことを感じているなら、それを自宅で実現するという楽しみがあります。