おひとりさま生活のメリットとは?
おひとりさまとして生活をしていく上で得られる最大のメリットは「自分で好きなときに好きなことをすることができる」という点です。
自分が行きたいところに旅行をしたり、好きなものを食べたり、好きな時に好きな趣味を始めることができたりします。
大勢の友人や家族と一緒にいる楽しみとは全く別に、誰にも気を使わずに時間やお金を思うままに使うことができるというのは一人でいるならではのことです。
かつては女性一人だけの行動は世間的に目が厳しく、飲食店にも一人で入ることがはばかられるような時代もありました。
ですが現在ではむしろ一人でも入りやすいお店づくりをしてくれているところも多く、飲食店の他にカラオケや遊技場、趣味のための施設では一人専用の場所を提供してもらえたりします。
友人などと一緒に行動する場合には、その時の人間関係によって自分があまり行きたくないところに行かなくてはいけなかったり、食べたくないものを一緒に食べなければいけなかったりします。
寄り道や買い物も周囲に気を使いながらしなければいけませんので、時間やお金を完全に自分のために自由に使えるというメリットは大変大きなものと言えます。
おひとりさま生活のデメリットとは?
一方でおひとりさまで行動するデメリットは、まず何よりも「寂しい」ということです。
美味しいものを食べたときや楽しいものを見かけたとき、その気持を共有してくれる人がいないというのはやはりちょっと虚しかったりします。
また旅行にしろ趣味活動にしろ、自分だけで行動する場合そのための準備や手配を全て自分一人で行わなければいけません。
その分計画やお金の使いみちを自由にできるメリットはあるものの、細かい雑用から実際の契約まで全て自分の判断と責任でやらなければいけないというのは面倒なものです。
それと「おひとりさまクライシス」といえる40代からの時期を乗り切らなければならないという問題もあります。
「おひとりさまクライシス」とは自分なりに楽しく疑問もなく生活をしてきたはずなのに、突然自分の人生に疑問を持つようになったり、それまでの生き方を後悔してしまうということです。
特に女性にとっては40歳は子供を産む最終期限とも言える年齢であることから、30代までのような「いつでもやり直しがきく」という強気な姿勢が取りづらくなってしまいます。
さらに50代~60代くらいになると両親も70代~80代にさしかかってくるので、将来の介護の問題や自分の今後の生活に不安を感じるようになってきます。
両親がいなくなったら自分はどう老後を送ることになるんだろうといったことを考えると、ひとりでいるということに強い不安感を覚えたりするものです。